機会をつかみ続けるために~「民主主義のトリセツをつくってみよう」第1回開催!

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6/2に対話「民主主義のトリセツをつくってみよう」の第1回を開催しました。
なかなか日頃話す機会のない「民主主義」について話そうという企画で、多様な地域・立場・年齢の20名が参加しました。

この企画のきっかけは、昭和23年に文部省が新憲法の施行を受けて中高生向けに刊行した教科書「民主主義」に出会ったことです。
この本で繰り返し述べられているのは、制度として民主主義があったとしても、「われわれが生活をおくるその方法」が民主主義にならないと民主主義は機能しないということです。そして、民主主義にはたくさんの落とし穴や陥りやすい失敗があることを繰り返し指摘した上で、「複雑な社会のことはそう簡単にはうまくいかないので、失敗しても諦めず、そこから学び続けていくことが大切だ」と伝えています。

そこで、この本は「民主主義という手に入れてしまったものを使うための取り扱い説明書なんだな。じゃあ、現代版のトリセツって?」と考え、企画を立ち上げたのです。

そして、私が対話に参加して感じたのは、民主主義とは「うまく物事が動くことを保証するもの」ではなく、「選べる機会がある状況」なんだということです。だから良い結果を生むには、試行錯誤を通して選び方を身に着けていく必要がある。
時には良かれと思った選択がうまくいかなかったり、暴走したりするかもしれないが、選べる機会を手放さず、つかみ続けることは大切なことなんだということです。

そのために、やっぱりトリセツが必要だ!と思いました。

第1回の時点で参加者の方から「トリセツに入れたいこと」として出されたことを少し紹介します。
・効果が出るまで時間があることがあります。粘り強く待ちましょう
・時に一部の人だけが満足する結果が出ることがあります
・祭り(選挙)ばかりを大事にせずに、片付けや普通の日を大事にしましょう
・ちゃんと使っていかないと、ある日なくなっているかもしれません

みなさんも、自分なりの民主主義とのトリセツ、考えてみませんか?

*対話は全4回を予定しています。第2回からの参加も受付中です。 http://ptix.at/fae7k0

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